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「ヘタな(素人の書いたようなヤツ)作品を読むと、情景描写に説明不足があって、わたしのイメージで読むと後で大きく異なる部分があるから、あまり読みたくないね」
そうか……俺も説明不足があるかもしれん(後悔
そのまま、リビングダイニングになっていてカウンターキッチンになっている台所の、普段食事をいただくダイニングテーブルの上に、ゆずは自分の定位置に座ったまま傍(かたわ)らに積んであった本を読み漁る。
俺はダイニングテーブルから少し離れた場所にあるリビングの、落ち着いた色合いの絨毯が敷いてあり三人がけのあまり段差の無いソファーの上に横になりながらテレビを観ていた。
『♪君をぉ好きなのは~愛なのかぁ恋なぁのか~』
(着信メロディー)「ん?お父さん?どしたの?」
ゆずは着信音で、誰から掛かってきたのか判るようにしている。俺はそんな面倒な事はしない。がダウンロードだけは結構している方だが。
「えっ?!遅くなる??」
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