第4話・呪われた妹?!

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どうやら電話の相手は父さんのようだ。 「夕飯いらないっ?!……たまたまって……それならもっと早く言ってよぉ。ぃゃぃゃ、偶然って……」 会話の流れから察するに、久々に会った学生時代の旧友と会ってしまったようだ。その流れで飲みに行く話になった、と分析する。 「まーそんな事言うと思った。こんな事もあろうかと今日はカレーライスにしといたから……うん、明日でも食べれるよ。じゃ、先に食べるから。鍵は?ぅん?持ってる。なら大丈夫だよね」 父さんの好物はカレーライスである。特に決まったタイミングで食べる事はないが、父さんのテンション上げ上げになる事もある。子供じゃないんだから…… 「父さんからか?」と相手を確認。 「そうだよ。高校の部活の人にばったり会ったらしくて、飲みに行くって言ってた」 「なんで『そんな事言うと思った』って分かったんだ?エスパーかなんかじゃあるまいし……」 「朝出掛ける時、顔に書いてあった」 話が飛躍し過ぎていて、俺では分からん。
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