第4話・呪われた妹?!

17/27
前へ
/190ページ
次へ
「なんて書いてあったんだよ?」 半(なか)ば信じられない俺は試すような事を言って、事の真偽を確かめようとする。怪しいからな。 「『あ~……なんだか久しぶりに飲みたいな~。仕事もまあまあ片付いたしな~。ヘタにクダまくとゆずが煩そうだしな~。誰か誘ってくれないかなー』って」 「ぉぃぉぃ……父さんの顔はそんなに書ける程大きくないぞ。もっと短く書いてあったろ」 「あ、気持ちまで書いてあったワケじゃなくて『飲み誘われ待ち中』ぐらいかなー」 本を読むだけでなくて、人の心まで読めるようになったのか……そう考えると末恐ろしい…… (……って、ぉぃ!ヤバい!俺が『呪われた事』まで読めるようになってないだろうなっ!) などと思った矢先にゆずから言われた。 「そう言えばお兄ちゃん」 「な、な、な、なんだがや?」 激しい同様のあまり、三河弁みたいな語尾になってしまったが、愛知県なんて言った事も無ければ三河弁を聞いた事もない。どこぞの漫画のキャラが使っていたぐらいだ(作者が愛知県出身らしい)
/190ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加