第4話・呪われた妹?!

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「あのな、ゆず。確かに風間は男の俺から見ても文句の付けようがないイケメンだと思う。それは納得する。だけど、風間はKAZAMAグループの次期社長を本命視されているような凄い人だよ? 俺たち一般ピーポーとはワケが違うんだよ?」 「いつも隣に瞬様がいるなら、多少の事は我慢出来るもん!」 「そうもいかんだろ……はぁ、これだから世間の事を何も知らないで、夢見心地で夢だけで語れる『お子ちゃま』は困るな~」 「そう言うお兄ちゃんだって、お子ちゃまでしょ!」 「いや、俺と風間は『友人』だ。対等な関係にある」 「ちょっと有名な人が友達だからって自慢してんの?あーあ、これだから小市民は困るねぇ~」 勢いで、後日(まだ土曜日になる前の事です)風間と「デート」する……とか言ったら大変な事になりそうなので、なんとか理性で抑える。 「あ、お兄ちゃん?」 「まだ何かあんのかよ?」
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