第4話・呪われた妹?!

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「手首が黄色く光っているようだけど、何?」 「え、う、おっ、えぇと……これはだな~。そう、アレだよアレ。最近『何かの力に目覚めた』みたいで『腕が光るようになった』んだよ」 「ハァ?何言っちゃってんの?漫画の読みすぎー」 俺でも無理があるのは重々承知している。この場だけ取り繕えば何とかなるだろう的な、急場凌ぎである事は百も理解している。 俺もみゆちゃんではないが、バレてしまわないようにリストバンドでも付けるべきか?でも、ロクすっぽ運動も出来ない俺が急に付けるのは、あからさま過ぎて不審過ぎる……どしませう。 マウス・イン・ツリー(困)だよぉッ! ……って事があった夜になる。少し冷静になって考え出したのは、電気を消して眠りに着く前の事になる。 うん?そう言えば、みゆちゃんの時もそうだったが『呪われたアクセサリー』が近くにあると光るのでは?と言う仮説を導き出す事に成功した。やるぅ俺!
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