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「うーん、その可能性も否定出来ないね」
困った時の、シュンお兄ちゃん頼み!気軽に相談出来る相手が近くに居た事を幸運に思う。あの時はどうかと思ったが、風間に打ち明けてよかったよ。
「ハルの妹ってアレだろ?皆星学園中等部二年生で茶道部に所属している、はるによく似てるけど髪の色合いとかで区別がつくあの娘だろ?名前は……」
高等部と中等部で、特に面識が無いはずなのによく知っているな。とか余計な詮索をしてしまう。
「ゆず、だよ。よく知ってんな!」
「だって去年まで同じ中等部だろ?そりゃ知ってるさ」
「もしかして……だけど、狙ってた?」
「はは、そんなワケ無いだろ。いくら俺でも」
誤魔化し方まで爽やかなように見えてしまう。
俺は、怪しく思ったので「本当にぃ?」と迫る。
「ゴメン。嘘ついた。狙ってた」白状した。
「いつ知ったんだよ?!」
「去年の4月には既に。手早く調べていたら、俺の同学年に兄がいる事を知ったのも、その時」
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