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「ほほぅ……風間さん。結構ストライクゾーンが広いようですなぁ……本命は『みゆ』二次元は『響』じゃあなかったのかな?」
「いくら『響』に話しても答えはいつも同じだろ?!
そしてみゆちゃんは、俺を『近付き難い存在に思っている』上に、別の男が好きだと言っているッッ!
(公式ファンクラブに隠しながら)会える生身の女性に、雄の本能が抗(あらが)えるワケ無いだろッ?!(泣」
随分と開き直ったな……風間さんは。あーあ、またどーでもいい場面でムダな涙を流して号泣してるし……初期のイメージとはえらく様変わりしたなぁ……
「わかったわかった。落ち着け、風間」
「唯一の癒しは、はる。お前が側に居てくれる事だよおっ!」
あのデートの一件依頼、蓋(たが)が外れたようにより一層べたべたするようになってきた。あ、全く触れていないが、いつものようにいつもの如く、お約束通り、俺の身体は女性になっている事を付け加えておく。
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