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私の言葉にガクちゃんが自分のグラスを置いて私のグラスを反対側から覗き込む。
「ホントだな。水槽の中みたいだ……」
ガクちゃんが微笑むので私も笑う。
「食べよっか」
「そうそう。冷めないうちにな」
そう言ってガクちゃんは一番楽しみにしていた煮込みハンバーグに手を伸ばした。
ガクちゃんはいつも通り、「旨い」と「おいしい」しか言わない。
それに今日は「最高」なども加わって、終始笑顔の彼を見て私も笑顔。
まるで鏡のように、
彼が笑っていると私も笑うことができる。
ガクちゃんと出会ってからずっと。
「ガクちゃん。喜んでもらえるかわからないけど……プレゼントがあるの」
テーブルの上が片付いてきたころを見計らって切り出した。
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