【クリスマスなんていらない】

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そして、ガクちゃんに手渡した。 「ありがとう。この細長い形は……」 ガクちゃんは包装紙をほどきながら言った。 「もしや、サンマだな?」 「違うよ」 「じゃあ……包丁?」 「違うよ」 「じゃあ……ようかん二個入り?」 「残念だけどそれも違うよ」 「じゃあ……」 そのとき、ガクちゃんが包みの中からプレゼントを取り出した。 「……ネクタイ」 「……うん」
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