【クリスマスなんていらない】

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「考え中って……」 私は乗り出していた上半身を戻して肩から大きく息を吐き出した。 「ガクちゃんこそ、もう日がないんだから。私だって魔法使いじゃないんだから急に言われても準備できないよ」 「そんなこと気にしなくていいよ。それに……」 ガクちゃんは笑って私を引き寄せ、自分の腕の中に入れた。 「カコは魔法使いじゃん」 ガクちゃんのキスが、 こめかみに……耳に…… 唇に……降ってくる。 「ちょっとガクちゃん……」 そのまま床に押し倒される。 「ガクちゃん、明日……早いんでしょ?」 「カコが起こしてくれるから大丈夫」 「今日……疲れてるって言ったじゃない」 「だから……元気、もらうの」 「ガクちゃん……」
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