【クリスマスなんていらない】

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「俺のほうこそ。カコ……ありがとな」 私は小さく首を振った。 「俺からのプレゼントとか言っておきながら、結局俺のほうがでっかいものもらってるもんな。ごめん、カコ」 それを聞いて私は大きくぶんぶんと首を振った。 「私、いっぱいもらってるから! いつも……クリスマスじゃなくたって、いつだって……いろんなもの……ガクちゃんからもらってるもん……」 「そうか?」 「そうだよ」 ガクちゃんは私の言っている意味が分かったのか、いや、まだ全部はわかっていないだろう。 だから私はガクちゃんにわかってもらえるように ゆっくりと話した。
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