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「…んっ…いくらしても足りなくて…ガブちゃんじゃないとダメで…やりすぎてなんか…ゆるゆるかも」
じいっとまたまんまるな目で見つめられ、あられもない姿を晒しておいて羞恥に目を伏せる。
「もっ…なんでそんな顔で、そういうこと言うかな!指でもすごいきゅぅってなってるよっ」
「…好きな人に…されるのは違うから、かな。…あっ……そ、こっ…」
いい場所を指先で容赦なく擦られ、想像していたよりずっと取り乱した。ダイレクトに送られてくる刺激にビクビク震え、身体中で反応してしまう。
不安になる程の快感の中で、ガブリエルがそばにいて肌に呼吸に触れていて、ずっとそばに近く感じる。それでもさらに「好き」と、うわ言のように繰り返しながら触れる温もりを力任せに手繰り寄せる。
「浅いとこもいいけど、こうするの、好きでしょ」
手のひらを尾てい骨にぴたりとつけられ、腰ごと強く揺すりあげられるのと同時に束ねられた指で中を掻き混ぜられる。
「やっ…っ!…だめっ、ひどくされると…イっちゃう」
「イっていいんだよ。でも、今日は凛、保ちそうにないからね。早いけど、挿れていい?」
「聞くな、ばか。…早くない。長かったよ、離れてるの」
口内の粘膜を舐め尽くされるほど懐柔され、奥までずっと貫くように充たされ、気持ちは昂ぶるばかりなのにどこかほっとした。
それは耳元で聞こえるガブリエルの息遣いが、ひどく熱を帯びたから。
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