1.最悪な日

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俺は、俺はなにをやらかしたんだ!!?? 昨日何が起きたんだ……。 全然覚えてない。 黒歴史再び……。 「と、とりあえず、帰ろ」 背中をついたままずり上がるように立ちあがり、意識が朦朧とする中帰宅した。 静かになった部屋では、男が1人、半身を起こしてあたりを見回していた。 「あれ、あいつ忘れ物してるし」 スマホを忘れたなんて、あいつが突然家に来てあんなことをされ、驚かされるまで全くもって気づきもしなかった。 *** 「ただいまぁ……」 小さい声で、勝手口の扉を開けた。 玄関の扉は、鍵プラスチェーンがされていた。 俺が、朝帰りだってことを承知で、わざとかけている。 足音を立てないように、バスルームに向かった。 急いで、服を脱ぎ洗濯機に放り込み、湯船に直行。 「っはぁぁぁぁぁ。何か朝なのに疲れた……」 ようやく落ち着きを取り戻せた気になった。 大きく息を吸い込み頭まで潜り、しばらくブクブクと泡を出していると、突然腕を掴まれた。 「!!!」 勢いよく体を起こされ目の前の人物に俺は言葉を失った。
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