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俺は、俺はなにをやらかしたんだ!!??
昨日何が起きたんだ……。
全然覚えてない。
黒歴史再び……。
「と、とりあえず、帰ろ」
背中をついたままずり上がるように立ちあがり、意識が朦朧とする中帰宅した。
静かになった部屋では、男が1人、半身を起こしてあたりを見回していた。
「あれ、あいつ忘れ物してるし」
スマホを忘れたなんて、あいつが突然家に来てあんなことをされ、驚かされるまで全くもって気づきもしなかった。
***
「ただいまぁ……」
小さい声で、勝手口の扉を開けた。
玄関の扉は、鍵プラスチェーンがされていた。
俺が、朝帰りだってことを承知で、わざとかけている。
足音を立てないように、バスルームに向かった。
急いで、服を脱ぎ洗濯機に放り込み、湯船に直行。
「っはぁぁぁぁぁ。何か朝なのに疲れた……」
ようやく落ち着きを取り戻せた気になった。
大きく息を吸い込み頭まで潜り、しばらくブクブクと泡を出していると、突然腕を掴まれた。
「!!!」
勢いよく体を起こされ目の前の人物に俺は言葉を失った。
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