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『あ、あれ?!なんで、俺座って‥』
『お、俺も‥よくわからないけど、座らなきゃやばい気がして』
『ふふふ、偉い偉い。君達はそこで座っとくんだよ?もし、勝手に立ったりしたら…わかってるよね?殺しちゃうよ』
耳元で囁くように言えば二人して顔を青くしぶんぶんと首を振る。ふふ、実際膝かっくんしただけなんだけど効果はあったみたいだね
さあて、あと残り三人。
どこから持ってきたんだって言うような鉄の棒を振り回す彼等に対して僕は、掃除道具からモップを取り手にもつ
『んなもんで、俺達に勝てると思うなよ!!』
はいはいそのうるさい口もすぐに僕が喋れなくしてあげるからね、ふふふ。おっといけない、そんなことしたら父さんや彼方さんから怒られちゃう
二人を悲しませたくはないからそれは我慢して、イイ感じに痛めつけちゃおっと!ん?なんか趣旨が変わってきてるけどまあいいか!
バラバラになって襲いかかってくるそいつ等をモップで叩き落とし、鉄の棒で折れてしまったモップを捨て素手での勝負をする
右からくる攻撃をよけ次に左からくる攻撃をあえて避けず僕に対し鉄の棒を振りかぶる攻撃をギリッギリで避けるとそれが仲間に当たり一人ダウンする。
あと二人。半分やけになったのか一人が叫び声をあげながら僕に突神してくる。手には欠けた試験管がある。それを僕は昨日テレビで観た背負い投げをしもう一人は何故か床に倒れ失神している。大丈夫だろうか?声をかけてみたが返事はない、あ、目を開けた。と思ったらめっちゃ悲鳴を上げられた。何なんだよもー
『まあいいや。今日は、これくらいにしときましょう。でも、次はありませんよ。次、こんなことがあったらバカな貴方たちでもわかりますよね?
命はないと思え。』
穏やかな口調ながらも言葉には棘があり凍りつく様な瞳で呟くと「ひぃ」と小さく悲鳴を上げ首を何度も振る
ここまでしたんだ、もうすることはないだろう。さあ、コイツ等にはもう用はない。優くんのもとに行こう
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