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は?いやそりゃまあ許す許さないでいったら
『許しませんよ。なんなら君達の黒歴史を寝る前に大声で読んであげましょうか?というのは冗談ですが
実際、僕が悪かった所もありますしそれに、優くんも許してくれたんでしょ?
それなら、僕が怒る理由なんてないですよ』
『真顔で冗談なんて、恐ろしすぎますよ?!』
おい、誰だ今喋った奴
バカ野郎わざとに決まってんだろ!!
わざと真顔で冗談を言ったんだよ、これはな立花委員長の得意技なんだぞ!!
『まぁ、そういうことだ。俺は大丈夫だ』
Cクラスの奴等の後ろからひょっこり顔を出し優くんが言う
がやがやと騒ぐ風紀室を立花委員長が静まらせる
『全く君には驚くばかりだな。
とにかくCクラスの君達は謹慎一週間を、神崎くんには謹慎3日を告げる。いいな?』
3日という言葉にまたざわつく周りを静かにさせ溜息をつく立花委員長。正直もっと長いかと思ったが立花委員長に救われたな…いやみんなにか?どちらにしろ助かった。退学とかも覚悟していたが次からは気をつけなければ
『まあ、れいれいが無事でよかってことで、ね♪♪』
騎士先輩が僕の頭をわしゃわしゃと撫でいたずらな笑みを浮かべる
『まぁ、そうだな。謹慎中は外出禁止だ。わかっているだろうが』
立花委員長は僕達にそう言って『では、話は終わりだ。帰っていいぞ』と告げる
それから僕達は寮へと戻り
僕は、ほんの気持ちのお礼として手作りのハバネ‥ストロベリークッキーを配りめちゃくちゃに怒ら‥喜ばれたしよかったよかったということで
『奏ー!!ちょっ、これストロベリーじゃなくて完璧ハバネロじゃん!!見てよ、この恐ろしい程の真っ赤なクッキー!!めっちゃ口がヒリヒリするんだけど!!』
『違うよ、零くん。ストロベリーをハバネロって言『わねぇよ!!』』
まぁ、みんな気に入ってくれたみたいだし良かった
『良くねえよ?!』
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