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チキンライスを作って卵を割って塩コショウ、マヨネーズを加えて溶いてフライパンに流しふわとろの卵をチキンライスの上にのせて完成
そこに、クラムチャウダーもつけて
『さあ、召し上がれ』
『わあ!!美味しそー!!いっただきまーす!!ん~うまうま』
『ふふ、そうですわね。ではわたくしもいただきますわ』
『流石の腕前だなァ。いただきます』
それから、みなさんと会話を楽しみつつ食事を済ませ私達はある場所に足を運ぶ
『キャハハ!!いよいよ、会えるんだね』
『楽しみですわ。この時をずっと待ち望んでいましたのよ』
『これからが愉しみだなァ‥クククッ』
『さあ、みなさん。扉を開けますよ‥』
扉を開くとそこには私達がずっと会いたかったあの方の姿があった
銀色に靡く胸まで伸びた髪と天色に輝く瞳透き通るほどの白い肌、左目は怪我をしているのか眼帯で隠している
『長らく‥待たせてしまったね』
にこりと儚げに笑うその姿に私は涙して首を横にふる
みんなも、同じなのか啜り泣く声だけが静かに部屋に響いた
『ほら、泣かないで?君達には笑顔が似合ってる。心配かけて済まなかったね』
『い、いえ滅相もありません!!
ずっと‥ずっと待っていました。この時を今か今かと‥』
『ありがとう。そう言えば彼の姿が見当たらないね‥。連絡はしてくれたかい?』
そうでした、その事を言わなくてはなりませんでした
『連絡はしているのですが、なかなか‥』
『そうか‥。会いたかったんだけど。
まあいい僕から直々に会いに行こうか』
少し残念そうに笑ったと思えばキラキラと目を輝かせる。ほんとに、彼に似ていますね
といっても、写真でしか見たことないんですけどね
『その時は‥私達も一緒に行ってもよろしいでしょうか?』
『ん?勿論さ!あ、だけど彼は僕のモノだからね!!手出したら許さないよ』
それだけ夢中になる人ですか、ますます気になりますね
『それより、久しぶりに外に出たいな。君達も来てくれるかい?』
『勿論です』
『キャハハ!!お外お外!!』
『こらこら、花凛落ち着き‥。』
『ついていくぜェ』
そして、私達はあの方を先頭に暗闇に消えていった
NoSideend
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