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『うわああああ!!ちょ、ちょっとなにしてんの?!やめて!!それ、父さんのお気に入りだからあああ!!』
はあ、全くやっと、戻ったか。
プラモを元の場所に置いて話を進める
『感情的になっていたものですから、一番これが手っ取り早いかと』
『いや、確かにそうだけれども!!
もっと違う方法があったでしょうに!!』
『まぁ、いいじゃないですか。
それにあのままだと皆殺しにするとこでしたし。』
父さんの能力は重力や引力、摩擦力などを操る能力で自らの威圧さえも操れるのだ
『むっ、そ、そうだよな。
えっと、それでどこまで話してたっけ?』
『最近、他国で能力者集団による事件が多発してて
いつ、日本に攻め込んでくるかもわかんないから日本を守ってくれ、と政府から僕達に要請があったてとこまで』
『あ。そうそうそれで‥っていかん。そろそろ授業始まる時間だ』
父さんに言われ時計を確認するとあと、10分程で朝のホームルームがあることに気付く
『ゲッ。マジか。仕方ない父さん話はまた後で聞きます。じゃあ、いってきます』
理事長室を出て、僕は至って冷静に教室までの道のりを歩く
が、流石の僕でも理事長室から教室までの距離を歩いて行くわけには行かない
走ったら余裕で間に合うが疲れるから走りたくない
ならばと、周りをキョロキョロと見渡して誰もいないことを確認し瞬間移動で教室の前まで一瞬で移動する
学園内での使用は基本禁止だったが、遅刻は嫌だ。絶対嫌だ。
『さて、今日も一日頑張りますか』
そう、ひとりでに呟いて扉を開ける
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