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「じゃあ、今日は一緒に選ぼうぜ?」
右目で見えた伊月くんの笑顔は謎のモヤモヤを消し去ってくれた。
何だったんだろう…モヤモヤ…。
「羨ましいくらいにラブラブですね」
「実際、最高にラブラブなのでっ」
突然の店長さんの台詞に驚いていると伊月くんが僕の肩を抱き寄せてニッコリ笑って胸を張った。
え…ええっ!
僕は二人の会話に顔が熱くなり、頬を両手で隠した。
「伊月くん、なに言って…っ」
「だって本当のことだろ?」
「そう…だけど…」
勿論、否定なんてしないけど…嬉しいし……でも、こんな堂々と…恥ずかしい…。
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