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『昨日はまじでごめん!!!!!気づいたら家のベッドの中だったんだけど、タクシーとか乗せてくれた!?』 っていう真田からの謝罪ラインを見たのはなんと日曜日ですよ。完全にやらかした。 『おう。無事帰れたようでよかったよ』 と返事を返したのはさらに夕方頃。もう意識混濁が激しい。 息もしづらいし、これはいよいよ体温計の出番か・・・。 PiPiPiPi―――― 「39.8℃・・・!?」 いやもうナニコレ。インフル??病院行かないとヤバいレベルじゃ?? 自覚した途端さらに意識が遠のく。カバンとかどうしよ・・・てか言い訳。釈明。 そんなときに電話。誰だよって思ったら真田。またお前か。 「城崎?昨日はまじでごめん!!今家?」 「おー・・・まあ、気にすんな、けほッ」 「あれ、もしかして風邪か?!ごめん、完全に昨日のせいじゃん!夜土砂降りだったし」 「まあ、お前のせいではないよ・・・悪いけど熱でもう意識落ちそうだから切るな・・・」 もうほんと勘弁して。 心配してくれるのはありがたいけど、そもそも自業自得ですから。 とにかく喋るのも辛くてもう意識も落ちそうです。 「ちょっ、城崎!?昨日店の人にも迷惑かけたし、お前も今日来てるかなって思って今BARに来てるんだよ!お前の忘れ物も預かったから、今そっち行くな!!」 意識が完全に落ちる瞬間、焦ったような真田のその言葉を聞いて一先ず安心した。 とりあえずはカバンと上着はどうにかなる。 今BARにいるなら俺の体調不良も彼に伝わるだろうし、謝罪や言い訳も体調不良のせいで遅れていると理解してくれるだろう。 ・・・まあ、もう彼は俺と会いたくないかもしれないけど。 そんな感じで、俺の家に来ると言っていた真田がピンポンしてくるまで寝ていたわけであるが。 実際にはピンポンで目を覚ますことはなく、玄関のドアが開く盛大な音が鳴り、寝室までやってくるドンドンという足音でうっすら目があいた。 あれ、真田のやつどうやってマンション入ってきて、 「人の臀部をまさぐった罰ですよ、変態商社マン。」 カッと見開いた目に入り込んできたのは寝ている俺のベッドの横に立っている形の良い脚。見間違うはずがないその光景と聞き間違うはずがない低すぎない通る声。 間違いなく彼だ。 これはどういうことなんだ、真田よ。ねえ?!
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