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そのまま歩いて無事に帰宅。
なかなか今日はいい日だった。気分が楽になった。
着ていたスーツを脱いで、シャワーを浴びる。
タオルでテキトーに髪をふきながら、パンイチで冷蔵庫を開けて目当てのものを探した。
今日は一度BARを出てから、近くのカフェで羽休めをしていた。
だからアルコールは完全に抜けきっていると言っていい。
風呂上りだし、ビールの一缶や二缶は飲みたいのだ。
「あー・・・、生き返るー・・・」
そのままソファにかけてテレビをつける。
こんな時間帯だからスポーツニュース番組しかやっていない。
とくに興味もないが、アルコールをあおりながらボーっと見ていた。
・・・飽きたな。
学生時代に適度にスポーツはしていたけど、今はたまにやる筋トレ程度でしか体を動かしていない。
チャンネルを回して、深夜特有(?)の、ちょっといかがわしい番組で手を止めた。
水着を着ている女の子たちが体当たりでゲームをしている。
負けた女の子には罰ゲームがあるらしい。
際どい角度から映してるし、そもそも面積が少ない水着。
・・・が、うーん、イマイチ。
胸はあるが、下半身ガリガリ。お尻も薄っぺらい。却下だな。
それに比べて彼の下半身よ・・・。
今日初めて見た私服。そこから窺えた形のいいシルエット。
きっと脱いだらさぞ・・・・・・・
そこまで想像を膨らませて、自分の体の変化に気づいた。
下半身、というか、股間が、熱い。
「・・・いやいや、待て、俺・・・?」
そっとおそるおそる下に視線を向けると、ボクサーパンツを上に押し上げるようにいきり立つマイ息子。
信じられない。え、俺ってばついに男でも興奮できるように?????
・・・いや、待て、相当溜まってるってことだろ。うん、絶対そうだ。
そもそも自慰だってご無沙汰だし、女性とのSEXだってご無沙汰。
こうなるくらいだったら、この前食いっぱぐれた(というか自らチャンスを棒にふった)のは惜しかったかな・・・。
そのままでは全く寝れそうにもないので、パンツから徐に息子を出し、握った。
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