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「・・・っ」 勝手知ったる適度な強さで自身を握り、何度か繰り返ししごく。そのうちに先が湿ってきた。 ゆらゆらと快感がせりあがってきて、目を閉じた。 ・・・イけねー・・・。 アルコール入ってるせいか? 自身は先走りですでに濡れているのに、決定打に欠け、絶頂に達することはない。 仕方ないので、先ほど見ていた水着の女の子たちを見て快楽を得ようと視線をテレビに向けた。 が、オカズどころかオヤツにもならない。 女の子2人がぶつかり合いながら、転げまわっている。これ何の勝負なの? 劣勢の子に優勢の子が飛び掛かるようにして覆いかぶさった。 カメラは覆いかぶさった女の子を後ろから撮るアングル。 尻が画面いっぱいに映し出された。 あー・・・、これが彼のケツだったら・・・ 再び目を閉じた。 先ほどまで隣にいた彼がリアルに思い浮かんだ。 デニムのボタンを外しジッパーをさげれば、下着がお目見えするだろう。 ボクサー派だろうか?トランクス?でもボクサーの方が彼の体には良くフィットする。 デニムを下にずり下げれば形のいい健康的な太ももが露わになるに違いない。 浮き上がる筋肉の筋を指で、舌でじっくりなぞりたい。 目を閉じて思い描く脳内の彼はイヤイヤと腰を捩る。 そんな彼の腰を押さえて、そのままうつ伏せに体勢をかえるとボクサー越しに彼のきゅっと引き締まった臀部とご対面。 緊張のせいでふるふると震えているその桃尻をガッと鷲掴みする。 片手で鷲掴みしていたものを今度は両手で揉みしだくように堪能する。 ――――――あの夜、彼にやったように。 「・・・は・・・ッ、」 あのときの感触がリアルに蘇ってきて、しごいていた自身がビクビクと反応し始めた。 脳内の彼も腰をゆらゆらと揺らしていて、更にこちらの興奮を煽る。 手に吸い付いてくるような弾力を味わうのに生地越しだけでは到底足りなくて、パンツに手をかけて一気に下へおろした。 「く・・・っ!」 そこまで想像したところで、快感が頂点へと昇り、欲望が爆ぜた。 肩で息をしながら手のひらを見ると、べとつく大量の白濁で盛大に汚れていて、思わず脱力する。 なにやってんだよ俺・・・・・・・ この夜、今までにない自分の行動にかなりの衝撃を受けたが、これ以上この行動について深く考えることを脳が拒否したため、気を失うように床についたのである。
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