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人間、四の五の言ってたって仕方ない。
浮上した悩みにこのまま蓋を無理やりしたところで一生悶々するだけだ。
というか、これではまともにBARにすら行けない。それは困る。
元々グチグチ悩むタイプではないため、今まで思い立ったらすぐに行動してきた。
仕事を定時で終わらせ、早々に退社し、どこにも寄らずに帰路についた。
帰宅してすぐに部屋着に着替え、普段あまり使うことがないPCを引っ張り出し、イヤホンを取り付ける。
インターネットに接続して、アダルトサイトにアクセスした。
まずはいつも見ていたようなAVを見て自分自身を試していることにしたのだ。
所謂男女が絡み合うノーマルなやつ。
イヤホンから女性の大袈裟とも思える喘ぎ声が流れ始め、ジッと見つめた。
・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・勃たねえー・・・・・
いや、まだ想定内だ。
早々に見ていた画面を消去し、自分好みのスタイルをしている女優を見つけ、タイトルをクリックする。
・・・・・・・・・・・はい、反応なし。
いやいや、ほんとにどうしちゃったの俺ええええええ????
さすがに焦るんですけど??だって前なら興奮しきってもう射精してる頃なんですけど????
だがしかし、マイ息子は音沙汰なし。
「・・・・・・・。」
最終検証である。正直ここまではしたくなかった・・・。
〈ゲイ AV〉で検索!!。
この時点で自分にとって信じられない出来事である。
今までお世話になったことのないタイトルに瞠目し、とりあえずできるだけ綺麗な顔をしている男優(?)が出演しているものを選ぶことにした。
イヤホンからは先ほどとは違った男特有の低い声が。
唸るようなその喘ぎ声に、一瞬で鳥肌の完成。え、まじで無理なんですが!?
最初はキスだけだったのにどんどんシーンは進んでいく。
正直もう画面閉じてシャッドダウンしたいくらいだけど、ここで終わったら何も変わらない気がする。何も解決してない。
我慢してそのまま行為の行方を見守っていたら、・・・まあ元々知っていたけど、・・・そういう行為に行き当たった。
『ぁあんっ、奥、ッ、気持ちい・・・っ!』
「・・・・・・・。」
わりと可愛らしい部類に入る若い男の子が、男役の男(もはや日本語意味わかんない)に尻穴に指を入れられていじくられてよがっています。
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