第1章 古の記憶

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いつの頃からか、日本から消えた世界があった。名を『蓬莱島(ほうらいとう)』 その島では不思議な力、術を使う者が存在していた。不思議な力は人間だけでなく、動物や植物にも影響していた。魔物と呼ばれる存在だ。 蓬莱島へ行く方法は、3つあると言い伝えられている。 1つはその島の子供として産まれること。その島の存在を知ってしまった者は必ず蓬莱島(ほうらいとう)で産まれると言う。 次に、何処かに存在すると言われる入り口の洞窟。その出口を見つけること。 最後に、満月の夜に現れる時空の歪み、渦へ入ること。 そのどれもが簡単ではなく、また帰ってきた者がいないためその存在は伝説となっていた。 そんな蓬莱島(ほうらいとう)の歴史が終焉をむかえようとしていた。たった1人の少女とともに 古の記憶の終わりを
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