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光の国でも光璃さんがいるから、白羅さんは安心して皆と行動を共にしている。それと同じなのだろう。
「そう言えば彼は、弟はそちらでちゃんとやれていますか?」
その言葉に驚く。桃華さんの弟が風の国副長なことに。
「あぁ、さすが姉弟と言ったところか。最近はお前に似て強く美しい戦士になってきている。男にしておくのは勿体ないくらいだ」
そう言って笑う紫吹を桃華さん以外の3人は呆れた目を向ける。
「相変わらずその女癖の悪いところは治ってないようだな」
「俺からすれば特定の相手も作らず、遊ぶわけでもない紅夜、お前のほうが信じられないけどな」
その答えには私も苦笑いしか出なくなる。でも少し意外だった。紫吹が女癖が悪いのも意外だけど、紅夜が恋人すらいないことが。
「さっきの話で1つ聞いてもいいかな?」
どうしても気になることがあった。
「風の国副長は桃華さんの弟なんだよね?
桃華さんは土の国なのにどうして兄弟で国が違うの?」
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