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暗くなってしまった雰囲気を切り替えるように、これからの話し合いが始まる。
「問題はやはり内乱だな」
「ええ。私達が手を出すと侵略と取られかねませんからね」
蒼真さんの言うように内乱が今、一番の問題だ。雷の国隊長も内乱が落ち着かないと動けないだろうし。
「魔物も活発そうですし、そちらへ手を貸すことも難しいでしょうね。わたくし達だけで闇の国へ先に行きますか?」
国際問題になることを指摘するが、困っているのだから助ければいいと思うのは私が平和な世界で生きてきたからなのだろうか?
「それはあいつが戻ってから話せばいいだろ。俺達が手を貸すことを隊長であるあいつが承諾すればいい話だ」
「紅夜の言う通りだよね。俺としては手を貸してもらえて早期決着することが一番いいんだけどね」
突如聞こえた新たな声にこの場にいた全員が反応する。そう部屋の入口に立つ黄色い髪をした男へと。
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