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「その砦を両方落とした後、本陣に乗り込む。が一番最適だろう。両方を同時に落とすためにこちらも戦力を分散させる必要があるな」
戦力の分散。確かに今隊長は6人いるので半分に別れても3人もの隊長がいるので、戦力としては申し分ないのだろう。
「俺は蒼真、お前と組むつもりはないがどう組分けるつもりだ?」
紅夜の一言で場の空気が凍りつく。
「どうせなら、学生時代につけられなかった決着をつけませんか?
軍略で私とあなたのどちらが優れているのかを」
紅夜の言葉にも白羅さんの言葉にも蒼真さんは反応しない。他の隊長も見守っているだけだ。
「お前の遊びに付き合うつもりはないが、いいだろう。組み合わせも好きに決めてくれ」
呆れたように呟く。
「では、兵は各国からの百人づつ。時間、負傷者、死者の数で競うとしましょう。紅夜が蒼真と組みたくないのなら必然と私のほうになりますが、後はどうしますか?」
「俺が白羅のほうでいいよ」
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