プロローグいち

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 それから10年たって僕は大学最後の年に入っていた。あの地球人が来てからと言うもの毒ガスの予防の為に白い小さな筒状のマスクをつけていた。マスクを外したものは死んだと言う話が毎日のように放送されていた。しかし歯を磨く時は特製のクリームをつければ、感染を免れるらしく。僕はショコ味を愛用している。地球人は口から食事をしているようだが、僕らは体に直接栄養材を注入している。  これが僕らの星の現状なんだけど、そんなことを知ってほしくて書いてるんじゃない。これは彼の話であって人生であって、僕は脇役にすぎない。つまり、読んでみてくれってことさ。
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