第3章  呼び込まれた再会

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今から思い返せば、一目惚れの弱みとしても、いささか軽率だったとも思う。 けれど私は、ほとんどその姿しか知らない彼の誘いを 即答でOKしたのみならず、 次のデートの後で、もう彼とベッドインまでしていた。 しかし、その後も大きく変わることもなく優しい彼に 私は、惹かれていくばかり。 そして、彼が垣間見せる知らない世界で活躍しているらしい彼の仕事の顔が、 益々、彼を大人の男に見せて、私を酔わせていった。 それだけに、よもや彼のあんな側面を見ようとは夢にも思わなかった。
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