獅子窟宿

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「結月さん!」 「いいではないか。私は結月と言う。楽しく呑もう!」 そう言ってから自己紹介が始まり、話を聞いていくとユーリさんがそわそわし始める。 「兄さん?」 「ま……まさかこんなところで会えるとは!」そう言い仲居さんの所へと行き暫くしてから、何かをもって戻ってくる。 「ムー!人の食べちゃダメ!」 「奏太、皆さん作家さんだそうだ。このインコを肩に乗せた人が、BL作家のあおい千隼さん。『ようこそ!イケメン部へ』の著者だ」 「やはり!」 「ユーリさん知ってるの?」 「はい!」 「で、あとは頼む!」 「私はホラーを書いています。utaです。『ライフゲーム』シリーズを書いていまして……」 「もしかして?」とユーリを見るとノアまで固まっている。 「美愛です。私もホラーなんですぅ。『ペナルティスクール』を書いていて、他にもペナルティシリーズがあるんですけど……どうかされました?」 「ぜ……」 「ぜ?」 「全部読んでます!愛読してます!「サイン下さい!」」 「兄弟で何してるんだよ!」 「そこの酒飲みは?マネージャーかなんかか?」 「ん?QUEだよ!『天満堂へようこそ』シリーズ書いてる……あれ?そこのプレート。天満堂様ってなってるし。すっごい偶然!」
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