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「だからね、黒い封筒が届くと……」
「へぇ。罠とか仕掛けとか考えるの大変じゃないですか?」
「たまには。でも楽しいよ?」
「あ!ムーおいで」
トテトテと来たと思うと今度はutaさんに甘え出す。
ビールを取りに行き戻ると、もう自分の席などなく、ごちゃ混ぜだったので、ムーを可愛がってくれている美愛さんとutaさんに任せ、残っていた鮑と伊勢海老を堪能する。
「奏太ビール!」
「田中さん!」
見るとみんなに混ざって小説の話で盛り上がっているので、仕方なく仲居さんに頼みビールを運んでもらい、お茶を飲みながら食事を済ませる。
最後も伊勢海老茶漬けで〆、満足していると、大人達はもうどんちゃん騒ぎだった。
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