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 それでも爽汰は席順のお陰で、 毎日のように理沙子の近くに居ることが出来、 声を聞くことが出来る。  傍から見ればもどかしいと言われるかも知れないが、 爽汰自身はこんな恋が自分には似合っていると、 満足に近い気持ちでいた。  話すことはできなくても、 友達と話す会話から漏れる理沙子の情報は、 ますます爽汰の想いを募らせた。
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