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痛みに耐え続けること30分。
「お疲れさま
今日はここまでにしよう」
女はようやく解放された。
「…あと、どのくらいですか?」
疲れた表情で尋ねると
「そうだな…2週間くらいかな」
彫り師は
道具を仕舞いながら答える。
「あんたの肌は白くて柔らかい
だから通常の倍は掛かるんだ。
壊死の危険が伴うからな…」
「…そうですか…」
「痛みに耐えられねえか?」
問いかけに
ぶんぶん、と首を振り
「…早く認められたいんです
組長に相応しい女なんだって」
女はそう答えた。
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