第四章 ゼンショー

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ここで アリーナ席の父兄やっと安心。 「おいおい、さっき皆んなで全勝~っとか行ってたじゃない。本当に危なっかしいなぁ~。」 と胸をなでおろした。 「みくりちゃん頑張ってぇー」と応援をし始めた。 大将戦 東片みくり 「始めっ」 オーーー、ヤァ~~! ヤーー!おーーー! 攻めて攻めてっとチームが応援! 早く攻めろヨ! と その声に押され ヤーーメーン!!とみくり。 コティィーーっ!!と相手の出ゴテが鋭く入った。 「コテ有り!!」と2本の旗があがった。 みくりは(クソっ!皆んなの言う事聞かなきゃ良かった)と心の中で思った。 (もうっ!次は聞かないからっ!)と イヤぁーーー面面ーーーっ! ドンっ体当たりっ! (もうっこの人重いぃ~。押せないじゃん!) ツバ競合いの中、引き面をやろうとしたら 相手の引き面の方が速く決めが良かった。 メェエエーーンっ!!!!!! 旗3本 「面有り!!勝負有りっ!!!」 (2本取られ負けたーーー みくりは、やばーマジヤバ!怒られる) と思った。 とりあえず整列し礼をし、 試合はチームとしてはなんとか勝利とし一回戦目を終えた。 面と竹刀を持ち、ダダダダダッ すぐに試合上から皆、早足で離れた。 次の試合の邪魔にならないように。 そのまま赤松ちえと東片みくりは、とっとと逃げたかった。だがそうはいかなかった。
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