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ここで
アリーナ席の父兄やっと安心。
「おいおい、さっき皆んなで全勝~っとか行ってたじゃない。本当に危なっかしいなぁ~。」
と胸をなでおろした。
「みくりちゃん頑張ってぇー」と応援をし始めた。
大将戦 東片みくり
「始めっ」
オーーー、ヤァ~~!
ヤーー!おーーー!
攻めて攻めてっとチームが応援!
早く攻めろヨ!
と
その声に押され
ヤーーメーン!!とみくり。
コティィーーっ!!と相手の出ゴテが鋭く入った。
「コテ有り!!」と2本の旗があがった。
みくりは(クソっ!皆んなの言う事聞かなきゃ良かった)と心の中で思った。
(もうっ!次は聞かないからっ!)と
イヤぁーーー面面ーーーっ!
ドンっ体当たりっ!
(もうっこの人重いぃ~。押せないじゃん!)
ツバ競合いの中、引き面をやろうとしたら
相手の引き面の方が速く決めが良かった。
メェエエーーンっ!!!!!!
旗3本
「面有り!!勝負有りっ!!!」
(2本取られ負けたーーー
みくりは、やばーマジヤバ!怒られる)
と思った。
とりあえず整列し礼をし、
試合はチームとしてはなんとか勝利とし一回戦目を終えた。
面と竹刀を持ち、ダダダダダッ
すぐに試合上から皆、早足で離れた。
次の試合の邪魔にならないように。
そのまま赤松ちえと東片みくりは、とっとと逃げたかった。だがそうはいかなかった。
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