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顧問の平塚が試合結果のアナウンスを聞いて
会場内の女子を探していた。
三回戦目の相手は
まだ決まっていないが
今やっている試合の勝者が佐倉神城と当たる。
相手には悪いが
多分 西南。
四街道西南だなと平塚は思った。
二回戦目のスコアアナウンスを聞いて
審判の空きに、大急ぎで探しに来たのだ。
男子の付き添いと、男子の試合がない時は
審判を
しなければならない。
でも多少は調整は可能だった。
次の女子三回戦目の試合は顧問として
ついてそばで応援をしてあげたかった。
その時、女子のみんなは
会場のすぐ外、廊下のあたりいた。
等々力の母、香 そしてサトシがいて
西南について、試合について
アドバイスしてくれていた。
香は今も現役で五段、道場で子供達に教えてもいる。
香は、「今回の大会は特に決めを重視してるよ。
決めを意識して強く打ちなさいね。」
「ハイっ!!」
「後、怖がらずどんどん打ちなさい。打たなきゃ勝てないわよ。西南は試合に特化した稽古をしてるから、隙をつくったら打たれるよ。隙を作る前にイヤだったら一回、間を切りなさいよ。そこから落ち着いて相手を見なさいね。」
「ハイっ!!!!!」
「東片さんもなにか有りますか?」
「あたしなんかがいいんですか?では、
今、等々力先生が言った事は正しいと思います。
さあ、言われた事を今、一度言ってください。
どうぞ。」
「怖がらずどんどん打ちに行く事!
隙を作るぐらいなら間を切ること!
落ち着いて相手を見る事!
です。」と皆が言った。
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