第四章 ゼンショー

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「後、平塚先生がいつも稽古でおっしゃっている事はなんですか?」 リナが 「声を大きく!腹から声出せって言います!」 みくりが 「さっき等々力先生が言った、どんどん打て!って言います。」 かな子が 「間を切るな!っていいます。連鎖で打てといいます。」 「ハイ。わかりました。 等々力先生と平塚先生は違う事を言っているようですが 実は一緒の事を言ってるんですからね。 都合の悪い時はあえて間を切りなさいよと等々力先生は言ってるんですからね。 そして平塚先生も どんどん連鎖で打ちなさい、間を切らないで打ちなさい!と言うのは 自分に都合の良い時はどんどん攻めまくりなさい!息をつく間もないくらい! と言ってるんですからね。 どうです? 二人の先生は攻める時は攻め! 引く時は引いて立て直す!とおっしゃっているんです。 同じでしょう?」 「ハイっ!!!」
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