第四章 ゼンショー

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「こんなに良い先生方に稽古をつけてもらってるんだから、あなた方は強いんですよ。 さっきも5-0で勝ったじゃないですか。 あの学校もなかなか良い子達揃ってましたよ。 それにあんな勝ち方をするんだから 間違いないです。 あなた方は強いです。団体戦は特にチームで戦いますから、応援も特に声を、大きくした方がいいですよ。その声で打ちが強くなります。気持ちが強くなります。 もし、負けてもイイジャナイですか。 仲間が取り返してくれますよ。 みんなで思いっきり行った方がいいですよ。 もう三年生と団体戦試合出来る機会、無くなるかもしれません。 あなた方は強いんですよ。 胸を張って、相手を倒しちゃってください。 お母さん方も上で 騒ぎながら応援してますよ。泣きながら。」 「ハイっ!」とみんなが声を併せた。 「じゃぁ~平塚先生を探してみなさいな。 多分、探してるんじゃないかしら?」 「ハイっ!ありがとうございます!」 「じゃあー行って来ます!!!」 「ありがとうございますー!!!」 と 会場内に入る時、皆が 一礼し、 走って行った。
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