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平塚は会場内を一通り見た後、下手に動くよりここで待っていた方がいいな。と思い 6番コートで待っていた。
そこへ女子生徒達が全部の準備をし終えて
6番コート手前、平塚の前に集まった。
「ザス!」
平塚は
「順当に西南だな。みんな!」
「皆、ハイっ!!」
「さっきの試合の結果聞いたぞ。すごいじゃないか!」
「ハイっ!ありがとうございますっ!!」
(あら?なんかいつもと違うなぁ~)
「いつも言っているように流れの中で連鎖打突!を心掛けて!審判会議でも軽い打ちは一本にしないで、ちゃんと極めを重視した気剣体の一致で一本を。となっているから!」
「ハイっ!!!!」
「赤松っ!大丈夫か?」
「ハイっ!大丈夫です!」と ちえ
(なんか調子狂うな、こんなに落ち着いてると。
ありゃ?これなら本当に勝っちゃう??)
平塚はゴホっと咳をし、
「では、みんな、特に三年生!悔いの無いよう思いっきり自分の剣道をしなさい。」
「ハイっ!!!!」と皆、良い顔をしていた。
ちょうどその後
アリーナから
「平塚先生ーーーっ!みんなぁ~!
応援来たよーーー!頑張れよー!
声出せよおーー!」
と女子の先輩達3人が笑いながら手を大きく振った。
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