第五章 サイカイ

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一人の男性が喫煙スペースに近寄って 一服し始めた。 そして一息つくと 「あの~すみません。人違いだったらごめんなさい。 東片?さん?ですか。」 「はい。ぅお?」 「結城のタッちゃんですか?」 「えっ!やっぱりそうだ! そーだよ!俺だよ!達也だよ! サトシぃーーーー!」 と抱きついて来た中年。 コンビニの外、抱きつく中年オトコ。。。 「ちょっとちょっと。。やめてください。」 サトシは気分的にヒいた。 「何その話し方。 落ち着いたの?ダセェよ!?」 「いえ、もう大人ですから、、、。 たっちゃんは元気ですか?久しぶりですね。もう15年ぶりぐらいですか?ここへはどうして?」 やっと結城達也は離れた。 「いや近くで剣道の大会で うちの娘がさぁ出ててさぁ。 まぁ奥さんの連れ子なんだけどね。 なんか知らねぇけど剣道を小学3年位から始めててよ。今は中学生だけどな。 応援だよ。」 「なかなか ヘヴィーですね。」 「ダセェよ。その話し方。 人が違うみたいだぜ。」
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