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第六章 カンセン
佐倉神城と四街道西南との試合が始まった。
赤 佐倉神城 × 白 四街道西南
先鋒 3年滝 × 1年高木 妹
次鋒 1年佐々木 × 2年高木姉
中堅 2年赤松 × 3年多田瞳
副将 2年鈴木 × 3年佐藤
大将 3年東片 × 3年金子
補欠 無し ーーー 3年木刈3年福士
かな子と高木妹が同時に
礼をし、試合コート中央へ向かい
1.2.3歩、、蹲踞、、、
主審が 「始めっ!!!」
ヤーーー、オーーーぅ
どちらの中学校も拍手と応援をし始めた。
「カナ先輩ファイトぉーーー!」
「高木ファイトオオオーーー!」
ヤアぁーー!キィェーーーー!
その時、大声で
「っ!!!違う!!!カナ!!!イケェ!!
待つなぁぁーーーーーー!すぐ行けーーっ!!」
と みくりが応援の声をかき消すように叫んだ。
かな子は (え?行け?なに?さっき、、行くなって??)
メエエエエーーーン!!!!!!
と高木妹。
白旗が3本上がった。
主審と副審の二人が同時に上がった。
ベースの三年生レギュラーを押しのけ
一年生でレギュラーを勝ち取るほどの実力を持つ高木妹は
かな子の隙を見逃さなかった。
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