第六章 カンセン

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みくりのすぐ隣りにいる平塚は 「おいっ!!!何言ってる!滝を惑わすんじゃない!!」と怒った。 みくりは、それを無視し叫んだ。 「かな子はいつもどおりでいいからぁーーー! 小細工必要無いからぁ!!いつもどおりいいぃーー!!!ファイトぉ、ーーー!」 かな子は (取られた!!!、、ああぁ~。でもみくりはいつもどおりいいぃって言った気がする、わかった。もういつもどおりでいいよね、、、、) と開始位置に時間を掛けゆっくりともどり、 深呼吸、、、、、、。 心がスゥと昂ぶりが落ち着き、、、 静かになって行くのを感じた。 主審がジロッと佐倉神城を睨んだ。 そして 「二本目っ!!!」と勝負再開の号令を発した。 メエエエエーーーンンンン!!!! とかな子が強打の面を打ち、 高木妹がポカーンとしているそのまま後ろに抜けた。 高木妹は試合再開の所の位置から一歩も動いてない。 赤旗が3本同時に上がった。 「メンん有り!!!」 おおおおおおおぉーーーーー!!!!!
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