第六章 カンセン

5/20
前へ
/674ページ
次へ
サトシと結城達也は喫煙所に戻っていた。 二人は過去の話に花を咲かせていた。 そしてサトシが、 「ところで娘さんは何処の中学校ですか?」 「うん。今は四街道西南中学校だよ。 二人共、やっとレギュラー入りしたんだよ。 でも、元々は三年生が五人いてそこそこ強かったんだけど、おねぇちゃん二人が今回の総体で一気にレギュラー入りしたんだよね。」 「えっ?西南ですか? 1.2年?レギュラー?確か、高木さんとなってましたが?」 「そうそう。高木って名前ね。前の旦那さんの名前よ。小中学校、弟も小4でね。3人のツレ子。奥さんのね。だから中途半端だから名前は高木のままにしてるんだよ。弟は全然剣道はやる気無いんだけどね。 おねぇちゃん達はいつの間にか、小学生頃から始めてよ、結構強くなったのよ。」 「そうでしたか。高木姉妹は、タッちゃんの娘さんでしたか。 ではうちのお姉ちゃんの学校、佐倉神城ともう少しで当たりますね。」
/674ページ

最初のコメントを投稿しよう!

124人が本棚に入れています
本棚に追加