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そして、
「ナッちゃん……」
吐息交じりに耳元で囁きながら、彼の大きな手は柔らかく味わうように
膨らみを愛撫する。
それにゾクゾクと痺れが背筋を這い上がり、
甘い声も、吐息も止めようがなかった。
頭の中がどんどん白くなり、首筋をなぞる彼の舌先に膝が小さく震えだす。
そして、
「ナッちゃん」
再び囁いた彼にベッドに座らされた途端、
スルッと下着ごとカットソーを脱がされ、ゆっくりとベッドに押し倒された。
もしもこの時、少しでも私に理性が残っていたら、
あまりにも彼が何もかも手慣れて、転がすように私を溶かしていくことに
驚いたかもしれない。
しかし、そんな事が頭を掠める隙すらないほど、
いつの間にか私は、彼に蕩けさせられていた。
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