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「ええぇ? なんでぇ?
カンちゃんにしたら、和馬なんか、ただのオジさんじゃん」
「うぅーん。でもそういうのって、同性と異性だとハードルの高さも
変わってくるもんなんじゃない?」
それに、また「ええぇ」と子供のように膨れた千奈美が、
クスクス笑う私に再びフッと口元を綻ばせた。
「明日、頑張って」
「うん」
「夏海、ホント良かったね」
「うん。ありがとう、千奈美」
そして、「でも、ダブルデートは諦めない」
という千奈美と私は、
戯れるようにランチを終えて
オフィスへと戻って行った。
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