第14章  誕生日じゃない誕生日

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~ *** ~ ナッちゃんは、すごく甘い。 フワフワの唇も、可愛い耳たぶも、 感じ始めると、フワツとイイ匂いのする胸も。 どこもかしこも柔らかくて、甘くて、全部ずっと舐めていたくなる。 それに、僕が彼女を呼ぶと「ん?」と答える声が、すごく好きだ。 それを聞くと、どうしても抱きしめたくなる。 だから、つい彼女を呼んでしまう。 「ナッちゃん」 そして、今も、 「ん?」 ソファの前のラグの上で、僕の膝の間に彼女を抱え込み、 振り返って僕を見上げてくる彼女の頬に、ついキスを落として キュッと抱きしめる。
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