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「でも、せめてお風呂……」
「もう、待てない」
「でも、汗かいたし……」
しかし、そういう私の首筋に顔を埋めた彼は、
そこに吸い付き、舌先で顎まで舐めあげる。
「ナッちゃん、すごく甘い」
見つめる彼の瞳は益々熱を帯びて、獣のような男の色気を放っている。
しかし、スルッと私のカットソーの下に彼の手が入ってくると、
私は、やっぱり少し慌てた。
「ん……、ここじゃ、嫌……」
「ベッド、どこ?」
流れた私の視線の先を追い、彼の視線が脇の寝室の扉に向けられる。
そして、何も言わずに彼は、扉の向こうへと私の手を引いて行った。
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