☆クリスマスには天使にキスを☆

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 どうして人は、他人のエッチ事情にこうも妄想力を働かせて楽しもうとするのだろうか。  特に直哉は大人しくて可愛いところがあるから、そこばかりスポットがあたってしまう。  いい加減このへんで切り上げさせないと、これからもこれをネタにいじられてしまうかもしれない。  ちょっと強い口調で咎めてみようと思ったそのときだった。  直哉が大きな声を出した。 「ちょっとみんな、勝手なこといわないでよ!」  みんなが直哉に注目した。直哉は少し困った顔をしている。俺は話すのがあまり上手くない。ここは説得力のある直哉に任せたほうがいいだろう。  直哉はシャンパンで赤くなった頬をさらに赤くしていった。 「ぼくはそのくらいのことで浮気なんてしないよ。それに健人はぜんぜんつまんなくなんかない。みんなが思ってるよりずっと素敵なんだから。ねえ、きみたちは好きな人と抱き合ったまま気が遠くなったことってある?ぼくはこの前初めてそんな経験をしたんだ。みんなも健人が器用なの知ってるでしょう。健人の指だってスゴイんだよ。ぼくのカラダはもう健人じゃなきゃダメかもしれない。もう健人とは離れられないよ」
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