15人が本棚に入れています
本棚に追加
そうた少年は、ずっと元気で明るい少年でした。いや、今も家族やたずねてくる友人の前で笑顔をたやさぬ、とても明るくていい子なのです。
そうた少年は、その前日は、なるべく早くねようとしました。
なぜなら、学校へちゃんと行くには、朝早起きしなければならないからです。
今日こそはちゃんとねて、クリスマスの日には、しっかり学校へ行けるようにしようと、早めにベッドへもぐったのでした。
そうた少年は、しかしながらねるまでに、いつも2時間くらい時間のかかる子でした。
普通、子どもというのは、疲れたらすぐねむってしまうものなのですが、そうた少年は、特別な存在なのかもしれません。
でも、うわさでは、そうた少年のようになかなか夜ねむれない子どもが増えているということらしいのでした。
最初のコメントを投稿しよう!