私は彼のハートを撃ち抜きたかった

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しかし、世の中こういう時ばかりは予定通りに進むもので、昼過ぎの明るい時間から待っていたのに、すっかり陽は落ちて、月明かりすらない暗闇が辺りを支配する。 チャリ。 さすがに肉眼ではほとんど視界が効かず、スコープをつける際、片眼鏡の鎖が音をたてた。 ーー懐かしいな。
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