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二人は駆け寄りメヒトに刺さった槍を抜くとメヒトはまた逃げようとしたのでトートは押さえた。
「何で逃げるのですか?」
「私は魚が嫌いだーーー!!」
「!?」
トートは理解できなかった。
「魚は旨いぞ!朝食に最高じゃないか!!」
オヌリスは言うとメヒトはじたばたしながら怒った。
「毎日毎日魚ばかりじゃ飽きる。肉が食いたい」
「えっ・・・もしかして喧嘩って・・・肉か魚かの事?」
二人はうなずくとトートは鼻で笑った。
「何でこんなことに巻き込まれる」
「トートはどう思います。朝食は魚でしょ?」
オヌリスはトートに同情を求めたが、トートは呆れてものが言えなかった。
「朝食はパンでしょ!!」
二人は愕然とした。
三人は話し合った。結果、オヌリスは仕事を探しメヒトの肉を買ってあげること。メヒトもオヌリスの好きな魚に文句を言わないこととなった。
帰り道トートはオヌリスに言った。
「オヌリスさんまずはプタハさんところへ行って槍を直す前に雌ライオンの正しい飼い方を聞くべきです」
オヌリスをため息をつくと「はい」と返事をした。
その後トートの書いた「夫婦ケンカは朱鷺でも食べず」はあまり売れなかったという。
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