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ここはメンフィスプタハの神殿前。
オヌリスは上を見上げてガックリと頭を下げて息を吸うと大声でセクメトを呼んだ。
「セクメトは居ますか?」
その声に答えたのがネフェルテムだった。
「はい。どうかしましたか?母なら居ますけど・・・」
ネフェルテムは客室へと案内した。
神官はセクメトを呼びに行った。
「あぁー逢いたくないな・・・逃がしたヤツだから」
不安そうな顔をしているとセクメトが客室へ来た。
セクメトは珍しい客人に驚いた。
「あーーーアイツ!!」
セクメトは慌てて駆け寄った。
「おい!!何で来た」
セクメトはオヌリスの近くで耳打ちするとオヌリスは土下座をした。
「すまぬが、旦那さんを呼んできてくれないか?」
話の内容が分からないまま神官にプタハを呼ぶように伝えた。
「お前!昔の話を暴露しに来たんじゃないのか?」
「いや!違う!私だってあの事は忘れたいぐらいだ」
「じゃー何しに来た?」
そんな話をしていたらプタハがあくびをしながら入ってきた。
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